免疫力を上げるためには、肉はあまり食べないほうが良いと言われることがあります。しかし、肉を食べると免疫力が低下してしまうわけではありません。

もしそんなことになったら、ライオンやトラ、オオカミなどの肉食動物は非常に免疫力が弱いということになり、風邪で群れごとダウンするといったような現象が起きてしまいます。

ですが、現実には肉食動物も自然の中で特にひどい病気にかかることなく生存しています。では、野菜を全く食べない肉食動物は、どうやって生きているのでしょうか?答えは簡単です。肉食動物が食べる肉の中に、野菜の持つビタミンが含まれているからです。

光合成をして自分で栄養を作って生きていくことのできる植物と違い、動物は他の生き物を食べることでしか栄養を摂取できません。

草食動物は植物を食べ、肉食動物は草食動物を食べることで、その体内に蓄積されたビタミンを摂取しているのです。

つまり、肉の中にもビタミンは多く存在しているのです。特に豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれており、免疫細胞を作るための良質なたんぱく源であるとともに、その免疫細胞の働きを活性化させるビタミンも同時に取ることのできる優れた食材であると言えます。

また、免疫力を向上させるためには鶏肉も非常に有効です。もともと鶏肉は他の肉に比べて高たんぱくで低脂肪、とてもヘルシーな食材です。さらに、最近の研究で鶏肉に含まれるカルノシンやアンセリンというアミノ酸に、高い坑酸化効果があることが判明しています。

細胞を傷付けて老化させてしまう活性酸素を押さえ込んで無害化させる坑酸化物質。鶏肉は高たんぱく低脂肪、坑酸化効果もありしかも値段も比較的安いという、非常に栄養面で優れた食材です。

このように、肉を食べることでも免疫力は維持することができます。しかし、肉類はどうしても脂肪が多く、そのためカロリーも高めです。また、調理に油を使うことが多いので、余計に高カロリーになり太りすぎの原因になってしまいます。

さらに、現代人の嗜好は霜降りの牛肉など、脂肪分の多い柔らかい肉を好むようになってきていますから、肉の食べすぎはやはり避けるべきなのです。肉が好きな人は、牛や豚ならなるべく赤身を、鶏肉なら胸肉やささみなどの脂肪の少ない部分を選んで食べるようにしましょう。

効果的な肉の食べ方を勉強して、免疫力をアップさせるために役立ててくださいね。