ぴりりと辛い唐辛子。うどんやおそばなどを食べるときに七味唐辛子を一振りして、味にアクセントをつけるのがお好みの人も多いことでしょう。唐辛子にも、免疫力を高める効果があることが分かっています。

まず、辛味成分のカプサイシン。これが全身の新陳代謝を活発にし、脂肪を燃焼させてエネルギーに変え、中性脂肪を減らして太りすぎを防止します。

中性脂肪が血管内にこびりついてしまうと、血管が細くなり免疫細胞の働きが低下してしまうため、唐辛子を食べることで肥満を防ぎ、免疫力を上げることができます。血管、特に毛細血管を拡張させて血行を改善するので保湿効果もあり、肌荒れを防いでくれます。

また、カプサイシンは胃を刺激し、胃液の分泌を促して消化を助けてくれます。肉などのたんぱく質を効率よく分解する働きを持つため、脂っこい肉料理には唐辛子を使うと、中性脂肪が溜まりにくくなります。さらに、カプサイシンには体を温め、発汗を促す働きがあります。

唐辛子を食べて体がかーっと熱くなったことがあるでしょう。この時、体内では非常に新陳代謝が高まっており、汗と一緒に体内に溜まった老廃物がどんどん排出されていきます。免疫細胞の働きを邪魔する老廃物がなくなることで、白血球やリンパ球、NK細胞が血管内を自由自在に動き回り、細菌やウイルス、がん細胞に対する攻撃力がアップします。

ただ、唐辛子に含まれるカプサイシンは非常に強い力を持っているので、辛味に弱い人や粘膜が弱っている人、胃腸の弱い人が唐辛子を食べ過ぎると逆に胃の粘膜を荒らし、ひどい時には胃潰瘍の原因になってしまう場合もあります。

激辛料理が好きな人もいるでしょうが、あくまで自分が「美味しい」と感じられる程度の量にしてください。

また、調味料として使う場合には、一味唐辛子ではなく七味唐辛子を使うようにすると、ゴマやみかんの皮など他の栄養成分も一緒にとることができるのでさらに免疫力を向上させてくれます。食卓には七味唐辛子を常備しておき、味を引き締めて美味しくご飯を食べ、一緒に免疫力も上げていきましょう。