野菜や果物に多く含まれるビタミンは、免疫細胞を活発化させ、細菌やウイルスに対する抵抗力を上げてくれる働きがあります。

しかし、このビタミンは水に溶けやすい「水溶性」のものが多く、料理の段階で水に溶けて流れ出し、完成した頃には肝心のビタミンが減ってしまっていることも多いのです。しかし、生野菜をたくさん食べるのは案外難しいものです。

煮たりゆでたりすると柔らかくなり、かさも減って食べやすくなるのですが、生のままではお皿一杯のサラダを食べたとしても、一日の必要ビタミン量を満たすには足りないこともあります。

そんな時におすすめの料理は「具だくさん味噌汁」です。使う野菜はにんじんや大根などの根菜類、しいたけやえのきなどのキノコ類が良いでしょう。にんじんや大根は皮にもたくさんの栄養が含まれているので、よく洗って皮ごと料理します。

味噌汁に入れることで、水に溶け出したビタミンも無駄なく体内に取り入れることができるので、非常に効率よく栄養を摂取できます。また、味噌は日本の誇る伝統的な発酵食品です。

発酵食品はたくさんの酵素を含み、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減少させ、免疫力を高める働きがあります。野菜のビタミンと味噌の酵素、具だくさん味噌汁にはダブルの健康効果が期待できます。

さらに、豆腐を加えるとより一層効果がアップします。豆腐は味噌と同じく大豆を原料としています。

大豆はとても良質な植物性たんぱく質の宝庫であり、体を構成する20種類のアミノ酸の全てを含んでいる優れた健康食材です。消化も良いので、胃腸に優しく食欲のないときでも食べられて、風邪を引いたときなどには最適でしょう。味噌汁のアレンジとして、豚汁やけんちん汁もおすすめです。

豚汁に使う豚肉のたんぱく質やビタミンE、ごぼうの豊富な食物繊維が胃腸を優しく整え、体力と免疫力を高めてくれます。

水分不足も血液をドロドロにして免疫細胞の働きを妨げてしまうので、野菜や豆腐と一緒に適度な水分も補給できる具だくさん味噌汁は非常に体に良い料理の一つです。いつものお味噌汁に少し具を増やして健康維持に役立ててください。