運動不足を感じている、免疫力を高めるために何かスポーツを始めたい。そう考え、体を動かすことはとても大切です。

しかし、スポーツの種類を選ぶことも重要なポイントです。まず、最も重視するのは「楽しい」と感じる「続けられる」ものにすることです。

そのためには、勝ち負けにこだわらず自分のペースで取り組めるスポーツを探すことが重要になってきます。バレーやサッカー、バスケットボールなどチームで取り組むスポーツは、どうしても勝ち負けが重要になり、そのために自分に掛かる責任も大きくなります。

ファインプレーで周囲に認められる快感も大きいのですが、自分が原因で勝利を逃してしまったときの自己嫌悪や周囲のプレッシャーは相当なものですし、それがストレスになって逆に免疫力を低下させてしまう危険性も隠れています。また、練習もハードになりやすい傾向があります。

2時間以上のオーバートレーニングを行うと、免疫力は一時的に非常に低下します。この回復には1週間以上も掛かることがあり、その期間は細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちているので風邪を引きやすく、病気にもなりやすい状態になってしまいます。

免疫力は年齢によって変化するため、思春期や青年期にはある程度激しい運動をすることで体力増強、免疫力向上になりますが、中高年期は負荷の少ないゆっくりとした運動のほうが効果があります。

免疫力を向上させるためのスポーツは、効率的に脂肪をエネルギーに変える、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動です。試合の緊張感や勝利の喜びは確かに大きな要素でしょう。

しかし、トレーニングの厳しさやチームメイトからの重圧、トレーニングの厳しさによるストレスを考えると、やはり団体競技は免疫力向上のためのスポーツに向いているとは言いがたいのです。

その点、高齢者向けのスポーツと思われているゲートボールやグラウンドゴルフなどはあまり勝ち負けに重きを置かず、仲間とわいわい楽しみながら適度に体を動かせるという点で非常に効果的です。

趣味を持つことで人生にメリハリが生まれ、楽しさを感じると免疫力は活性化します。自分に合ったスポーツを見つけて、それを楽しむこと、無理をしないことが免疫力を上げるための要点です。楽しく体を動かして、健康的な人生を送ってください。