冷え性で、足の爪先がいつも冷たい人、冬になると霜焼けになって苦労する人はかなり多いことでしょう。また、女性はヒールのある靴を履く機会も多く、余計に足先の冷えや痺れを感じているのではないでしょうか。

爪先の日を放っておくと、次第に全身の免疫力を低下させてしまいます。まず、足の指先は体の中で最も脳や心臓から遠い位置にあるため、もともと細い毛細血管しか通っていないため血液循環が悪く、老廃物が溜まりやすい部分です。

ハイヒールなどを日常的に履いている場合、足の指の根元が常に圧迫されているのでさらにその傾向が高まります。日本語としては矛盾していますが、爪先は「冷えの温床」なのです。

体温が下がると免疫力も低下することはよく知られていますが、爪先が冷えているということは全身の平熱も下がってしまうことです。つまり、爪先が冷えていると結果的に体全体の免疫力が落ちてしまうのです。

また、溜まった老廃物が白血球やリンパ球の活力を奪ってしまうため、どんどん働きが鈍くなってしまいます。そこで、爪先を温める簡単なストレッチを行い、全身の免疫力を向上させましょう。お風呂にお湯を張り、浴槽のふちに腰掛けて足をしっかりお湯に浸します。

お風呂場は蒸気で温まっているでしょうが、念のため体にはバスタオルを巻きつけたりバスローブを羽織ったりして体温の維持、向上を図ればさらに効果が上がります。お湯の中で足の指を5本ともできるだけ大きく広げます。

足の指でジャンケンの「パー」を作る気持ちで、思い切り開いてください。次は「グー」を作るように、指をぐっと丸めます。グーパー、グーパーと何度もこの動作を繰り返します。

お湯の中で行うことで、熱を上げるとともに水圧を利用して筋肉の収縮を助け、血行改善を促します。10~20回繰り返して爪先が温まったと感じたら、仕上げに今度は肩までお湯に使って、両手で両方ので爪先を握ったり離したり、1本ずつ指を揉んだりしてマッサージを行います。

固まった筋肉をほぐすように、少し強めに押してあげるのがポイントです。普段刺激していない部分ですから始めは痛みを感じることもあるかもしれませんが、そんなときは力を緩めてください。

爪先が十分ほぐれたらストレッチ終了です。ゆっくりお風呂に浸かって全身の力を抜き、ゆっくり呼吸してリラックス、全身の血行を良くしましょう。

冬場はお風呂上りにすぐに靴下を履いて、せっかく温まった爪先を冷やさないようにします。毎日お風呂の時間に続けていると、普通にしていても爪先まで血液が循環するようになり、冷えを取ってくれます。

老廃物も排出されやすくなり、平熱を上げて免疫力を高めてくれます。冬の霜焼け予防にもなりますから、一日の締めくくりとしてお風呂で爪先のストレッチを行い、一日の疲れを癒して免疫力向上を手助けしてください。