免疫力を向上させるには、全身の筋肉量を増やして基礎代謝を上げることが有効です。そのために、糖と脂肪を均一に燃焼させる有酸素運動と呼ばれる運動が効果的です。

有酸素運動の代表的なものは、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、ストレッチ、水泳、ヨガなどがあります。これらに共通しているのは、長時間深い呼吸をしながら行うことです。新鮮な酸素を体内深くまで取り入れることで効率良くエネルギーを消費し、脂肪を筋肉に変えてくれます。

しかし、どの運動もなかなか大変で、長期間続けていくのはかなりの苦労が必要です。「健康のため」と嫌々ながらに行っていては、逆にそれがストレスになって自律神経のバランスを乱してしまい、逆に免疫力を低下させてしまうこともありえるのです。

そこで、比較的簡単に続けられるのが「水中ウォーキング」です。これはプールで「泳ぐ」のではなく「歩く」運動です。泳ぐのが苦手な人や体力に自信の無い人でもただプールの中を行ったり来たりと歩くだけなので、本格的なスイミングスクールなどの受講の必要もなく、抵抗なく取り組むことができるでしょう。

スイミングというといかにも「全身運動」という感じがありますが、水中ウォーキングは見た目には「運動している」印象はありません。実際に行ってみると、水の浮力のおかげで足が簡単に持ち上がるので関節などに掛かる負荷が少なく、高齢者にも向いています。

しかし、浮力の反面の水中抵抗によって、前に進むのは意外に力が必要です。それでも、自分のペースでゆっくりのんびりと時間をかけて行うことができるため、本格的なエクササイズプログラムのような無理をする必要がなく、疲れを感じたらペースを落として切り上げることも可能です。

そうして、少しずつ続けていくうちに、自然と筋肉が鍛えられてスタミナも付き、それとともに免疫力も向上していきます。また、水の中に入り体を浮かせることが神経を安らがせ、リラックス効果もあります。

いつもと違う感覚の中に身を置くことで気分転換になり、ストレス発散にも良いでしょう。室内プールであれば、天候や暑さ寒さ、自分の体調によって運動量を好きに調節できるので気軽に続けることが可能です。

体に無理な負荷を掛けることなく、効率的に脂肪を燃焼させて筋肉を付け、免疫力を上げるため、特に中高年の方におすすめできる運動法です。