肩や首が凝っていて、痛みがあるような人は免疫力が低下しているかもしれません。肩や首、脊髄には太い血管が通っており、それは脳に直結しています。そのため、その部分の筋肉が凝り固まっていると、血管も圧迫されて脳へ流れる血流が不足し、体の様々な部分に悪影響を及ぼしてしまいます。

頭痛や倦怠感の原因にもなり、慢性的に体が疲れた状態になってしまうため免疫細胞もエネルギーが足りず、うまく働くことができません。そのため、体内に侵入してきた異物に対しての抵抗力が弱くなってしまいます。肩や首の凝りを解消することは、免疫力の向上につながるのです。

自分で出来る肩こり解消の簡単なストレッチを紹介します。足を肩幅に開いて、楽な姿勢で立ちます。息を吸いながら両肩を耳の辺りまでぐっと上げて、10秒ほど息を止めます。その後ゆっくり息を吐き出しながら、今度は肩を下ろして元の楽な姿勢に戻します。

これを10~20回続けたら、次は両腕を曲げ、肩を前後に10~20回ずつぐるぐる回します。この時、肩甲骨を動かすことを意識してください。仕上げに首を前後に倒す動作を5~10回行います。

これら一連の動作を、朝晩1回か2回行ってみてください。肩や首、腕を動かすことで筋肉が収縮し、血管が広がって血行が改善され、凝りを取り除いてくれるでしょう。

そうすると、脳へ流れる血流も多くなり、緊張状態にある交感神経が休まり、代わりにリラックス効果のある副交感神経が刺激されて自律神経のバランスが調整され、免疫力の向上に役立ちます。

デスクワークなどでずっと同じ姿勢を取り続けている人、特に姿勢が悪く、猫背気味の人は肩が凝りやすいので気を付けて正しい姿勢を取るようにしてください。

疲れたなと感じたら、肩を上下させたり首を回したりして、固まった筋肉をほぐしてあげることも重要です。脳への血行が改善されて仕事の能率も上がるでしょう。何より、肩こりは自分でも辛いものです。

それが解消されると同時に免疫力も上がるので、正に一石二鳥のストレッチです。空いた時間にぜひ実行して、病気になりにくい体作りに役立ててください。