高齢者の体力づくりやダイエットとして注目されているウォーキングですが、実は免疫力を向上させる効果もあるのです。

ウォーキングはエアロビクスや水泳と同じ、深い呼吸をしながら行う有酸素運動で、効率良く脂肪を燃焼させてくれます。有酸素運動は新鮮な酸素をたくさん取り込むことができるため、血行を改善させ血液中の免疫細胞である白血球やリンパ球の働きを良くし、結果的に免疫力がアップします。

何の道具も必要なく、気軽に行うことができるので健康づくりの第一歩として始めたい運動のひとつです。運動量を多くするためには、大きく腕を振りながら大股で、少し早歩きくらいのペースで30分ほど歩き続けることが理想ですが、無理をすることは禁物です。

免疫力を上げるためにウォーキングを行うなら、最も大切なのは「続ける」ことにあるからです。例えばダイエットなら、目標体重に達したらそこでやめることができるでしょう。しかし、免疫力は目に見える指標がないため、「ここまでやればもう大丈夫」という目安が存在しません。

生活習慣として取り入れ、続けていくことで高い免疫力を維持することができるのです。最初に頑張りすぎると、疲れが出たり面倒になったりして三日坊主で終わってしまうことになりかねません。

少しずつでも良いので、自分のペースで楽しみながら歩き続けるほうがずっと意味があります。朝や夕方など、気温や日差しが適当で、自分の自由になる時間を活用して散歩感覚で歩きましょう。

通勤に電車やバスを利用している人であれば、一駅早く降りてその距離を歩くのも良いでしょう。マイペースで周囲を見ながら歩いていると、季節の花を見かけたり思いがけない発見があったりして、気分転換にもなりますしリラックス効果も得られます。

ゆったりした気持ちになると、自律神経のバランスが整えられてさらに免疫力向上に役立ちます。日頃運動不足を感じている人、風邪を引きやすい人などはまず「歩く」ことから始めてみてはどうでしょうか。