人間は眠っている間にコップ1杯から2杯の汗をかくと言われています。つまり、睡眠中の体は慢性的な水分不足に陥っているのです。

これを補うため、眠る前に水を飲む習慣を付けることで、免疫力も向上させることが出来ます。免疫系の中心となるのは白血球やリンパ球ですが、これらは血液、リンパ液の中に存在して常に全身を巡っています。血液は主に水分によって構成されていますから、体から水分が失われると血行も悪くなってしまいます。

意識的に水分を補うことで、免疫系が十分に働ける体内環境を作ることに役立つのです。人間の免疫力は夜の22時以降に最も高まりますから、この時間ににしっかり睡眠を取ることで内臓や細胞の修復が進み体に必要な成分が作られます。

この時、白血球やリンパ球も緊張状態から緩和され、明日への活力を養っています。しかし水分が足りないと血行が悪化するため酸素や栄養分の流れが阻害されてしまい、体の隅々にまで行き渡ることが出来ません。

結果、あちこちに不調を抱えたまま日々を送らねばならなくなり、免疫力も低下し細菌やウイルスに対する抵抗力も下がってしまいます。それを防ぐためには、眠る前にコップ1杯の水を飲む習慣を付けることが効果的です。

あらかじめ汗で失われる分の水分を補給しておくことで、眠っている間にもスムーズに血液が流れ、細胞が修復され、新たに作り出され、免疫力にも活力を与えてくれます。

水以外にも、ミネラルを含んだスポーツドリンクやビタミン豊富な野菜ジュース、たんぱく質やカルシウムに優れた牛乳なども良いでしょう。ホットミルクやハーブティーなどを飲むことでリラックスでき、質の良い睡眠を取ることも出来ます。

ただし、眠っている間は新陳代謝も低下していますから、糖分などを入れすぎるとすぐに脂肪として蓄積されてしまい肥満の原因にもなりますから注意が必要です。アルコールは分解するために逆に水分を消費し、胃腸や肝臓に負担をかけるので寝酒は控えたほうが良いでしょう。

また、朝起きたときにまずコップ1杯の水を飲むようにすると、失われた水分が補われて体がスムーズに機能し始めることが出来ます。休息していた免疫系も活発に活動を始め、一日の体のリズムに従って効果的に活動が出来るようになります。眠る前と起きたときにコップ1杯の水。これを習慣づけ、免疫力を向上させましょう。