食事や運動、睡眠など免疫力を向上させるためには生活習慣の改善が必要ですが、それにはやはり大きな手間が掛かり、時間も足りず、実行するのが難しい面もあります。

そんな中で、簡単に行える方法として「ツボ刺激」があります。東洋医学ではツボは全身の各器官、各臓器とつながっており、ツボを刺激することでその部分を活性化させ機能を向上させることが出来ます。また、ツボに刺激を与えると、それは脳を介在して骨髄へ伝わります。

骨髄は免疫細胞のひとつである白血球を作り出す器官ですから、免疫力に効果のあるツボを刺激することで直接的に白血球を増加させることも出来ます。

鍼や灸、マッサージなど本格的な方法を治療として行うには専門化の技術と知識が不可欠ですが、免疫力をアップさせるツボは実は指先に存在しているため、お風呂上りなどに爪を揉むだけで手軽に刺激を与えることが出来ます。

親指、人差し指、中指、小指の4本には副交感神経を刺激するツボが、薬指には交感神経を刺激するツボが存在します。

交感神経は活発に活動したり、ストレスを感じたりすると活性化します。現代人は慢性的にこの交感神経が緊張している状態にあることが多いので、ツボ刺激としては薬指を避けて他の4本をマッサージすることがおすすめです。

方法はとても簡単で、爪の付け根を反対の手の親指と人差し指ではさんで30秒ぐらい押し続けます。先を出さないボールペンなどを使うのも良いでしょう。ツボの位置は人それぞれで異なるため、それほど神経質にこだわる必要はありません。自分で試してみて「気持ちがいい」と感じる場所を押したり、揉んだりして刺激を与えれば十分です。

お風呂上りなど、体が温まっているときに行うとさらに効果が上がります。毎日続けて行うことで、継続的に免疫力向上を図ることが出来ます。簡単ですし、また気持ちが良いので続けることも難しくはないでしょう。

他にも、肘を曲げたときに出来るしわの肘側の横の端や、手の甲の親指と人差し指が交わる部分のくぼみのやや人差し指よりの部分にも免疫力を上げるツボが存在しています。これらもやはり、温めることにより効果が上がるので、お風呂やホットパックなどを活用して手軽に免疫力を向上させましょう。