カラオケが普及してかなりの年月が経ちますが、その人気は衰える気配を見せません。それどころか、カラオケには免疫力を高める意外な効果があることが分かってきました。

歌うことは、笑うことと同様、呼吸筋を活発に使用するため体温が上昇して免疫力が高まります。

大きな声を出すため、横隔膜が収縮して内臓がマッサージと同様の刺激を受け血流が良くなり、新陳代謝が活性化されて内蔵機能が向上します。消化や循環機能が高まれば、自然と体は健康になり免疫力も活発に働くようになります。

また、歌うことには呼吸器を頻繁に動かし、息を大きく吸ったり吐いたりすることで血液中の老廃物が呼気によって排出され、血をきれいにする効果もあります。楽しく歌うことで副交感神経が刺激され、脳から快感を感じるホルモンのβ-エンドルフィンが分泌されて免疫細胞が活性化され、ガンを攻撃するNK細胞の働きが高まります。

また、普段無意識に行っている胸式呼吸ではなく大きく息を吸う腹式呼吸を行うので、体内深くまで新鮮な酸素が行き渡り、老廃物の排出が促されるとともに腹筋が活発に収縮し、エネルギー消費が増え、いわゆる「ロングブレスダイエット」と同じ効果をもたらし、ダイエットや腰痛の予防、改善にもつながります。

また、口を大きく開けたり閉じたりすることで耳管が刺激され、口、鼻、耳周辺の血行が良くなり、筋肉の収縮も活発になるため循環器の障害から来る耳鳴りやアレルギー性鼻炎、風邪、インフルエンザなどにも予防や改善の効果があると言われています。

これらの身体に及ぼす好影響に合わせて、好きな歌を歌うことで日頃のストレスが発散され、自律神経のバランスを整えることにもつながります。友達や家族と一緒に楽しむことは、人生において非常に大切なことであり、それが免疫力を高めてくれるという正に一石二鳥の効用をもたらすのです。

会社の飲み会など、嫌々ながら参加するカラオケではかえってストレスになるでしょうが、趣味のひとつとして気の合う仲間と楽しく歌い合えば、カラオケは大きな健康法のひとつになります。友人との遊びの場として、老後の趣味として、カラオケを楽しんでみるのはどうでしょうか。免疫力が高まり、健康で長生きできる秘訣になりえるかもしれません。