免疫力は目に見えない、体の中の問題だと思われがちですが、実は心とも深い関わりがあります。

昔から「病は気から」と言いますが、心が弱っていると体も弱る、つまり免疫力が低下してしまうのです。

ストレスの多い生活を送っていると免疫力が低下することは、多くの研究によって実証されています。気分が落ち込んだり、ストレスを感じたりすると、神経系の細胞が免疫系の働きを抑える物質を放出します。そのため、病原菌やウイルスに抵抗する力が弱くなり、病気にかかりやすくなってしまうのです。

病気になって、それに悩んでくよくよしていると、やはり免疫力が低下して治りが遅くなり、ひどい時には悪化してしまう場合もあります。

ストレスが溜まると、それだけで免疫力が低下するうえに、眠りの質が悪くなったり、食欲が落ちたりしてますます免疫力が弱くなってしまいます。さらに、ストレスを紛らわそうと、お酒やタバコが増えたり、暴飲暴食に走ったりして、より一層体に悪い生活を送ることになってしまうこともあります。

ストレスにより自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下する。そのために睡眠不足や疲労感を招き、食生活などに乱れが出てさらに免疫力が落ちていく…こんな悪循環に陥ってしまうケースも珍しくありません。

中にはそのまま無理をし続けて、うつ病などになってしまうようなこともあるのです。ストレスを上手に発散させることは、免疫力をアップさせる上で必要不可欠な条件なのです。

心が健康だと、体もそれに釣られて良い方向へ向かいます。仕事で疲れたら、無理をせずによく休息を取る。イライラすることがあったら、誰かに話を聞いてもらったり趣味を楽しんだりして発散させる。「笑うかどには福来る」という言葉もあるように、物事を楽観的に考え、ストレスを溜めない生活を送ることが免疫力の低下を防ぎます。