免疫力を維持していくことの出来る生活環境と言われると、どのようなものをイメージしますか?規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠…どれも正解です。

しかし、一番手軽で、だからこそ一番難しいのは、「楽しく生きること」です。物事を前向きにとらえ、熱中できる趣味を持ち、明るく良く笑って毎日を過ごしていく。免疫力をアップさせるためには、これらのことがとても重要です。

笑うこと、楽しいと感じることで自律神経交感神経と副交感神経が刺激され、高すぎたり低すぎたりする血圧を調整し、心臓の脈拍や呼吸を整えるのです。脳の、血流量が増加されて頭がスッキリし、体全体の血行も良くなるなど、笑いが健康に与える好影響はとても大きいのです。

また、笑うことでガン細胞を攻撃する働きを持つナチュラルキラー細胞、NK細胞も活発化することが知られています。医療現場でも笑いの重要性は広く認知されており、ガン患者に落語や漫才の番組を見せることを治療プログラムに取り入れている病院もあるほどです。

日々を楽しみ、笑顔で生活することで、自然と免疫力が上がっていくのです。反対に、いつも沈んだ気持ちでストレスばかりの暮らしを続けているとどうなるのでしょうか。

笑顔の生活と反対で、免疫力が低下していってしまいます。ストレスを感じると、それに対する防衛反応として、ストレス緩和のために脳下垂体からアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。

このホルモンは交感神経を活発化させますが、副交感神経の機能を抑えます。副交感神経は、胃腸の働きや消化液の分泌を司っているので、ストレス状態が続くと胃腸が荒れて消化不良、食欲不振を招きます。

そのために免疫のバランスが崩れ、どんどん体調が悪化していってしまいます。ストレスは免疫力の大敵なのです。免疫力を高め、維持していくためには、出来るだけストレスを減らし、楽しい毎日を送ることが重要です。「病は気から」は、経験則であり、医学的に実証された事実でもあるのです。