花粉症で毎年春が来るのがゆううつ、そんな人は年々増えています。去年までは大丈夫だったのに、突然花粉症を発症してしまう人もたくさんいます。くしゃみや鼻水、目が充血してヒリヒリするなど症状は人によって違いますが、原因はスギ花粉によるアレルギーです。

花粉症も、免疫力のバランスが崩れることによって引き起こされる病気です。免疫力を高め、整えることで辛い季節を乗り切ることが出来ます。免疫力が正しく働いている場合、花粉などの異物(抗原)が体内に侵入してくると、それを攻撃し、排除するための抗体が作られます。

そして、抗原の排除が終了すると、抗体の量も抑制されちょうど良いバランスを取り戻します。しかし、免疫力のバランスが崩れていると、抗原が排除された後も抗体が増え続け、次に同じ抗原が体内に侵入してきた時、肥満細胞から分泌されるヒスタミンなどの化学物質が、くしゃみや鼻水などの不快なアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。

一度花粉症になってしまうと、毎年その症状に苦しめられるのも、免疫力のバランスが崩れて抑制機能が低下したため、体内で大量に作られた抗体が花粉に対して過剰反応してしまうためなのです。さらに悪いことに、この抗体は異物との接触を繰り返すことによって体内に蓄積されていきます。

つまり、抗体が一定量を超えた時には、誰でも花粉に対してアレルギー反応が起きる、花粉症を発症してしまうことになります。花粉症に限らず、卵や小麦粉など食べ物に対するアレルギー、埃やダニなどのハウスダストに対するアレルギーも同じ事で、今は大丈夫と思って抗原に接触し続けていると、いつかはアレルギー反応を起こしてしまうことになります。

それを防ぐためには、免疫力のバランスを取り戻さなければなりません。アレルギー体質の人の免疫力アップには注意が必要で、むやみに免疫力を高めようとすると逆にアレルギーがひどくなる可能性があります。

そのため、安易にその場しのぎのかゆみ止めや解熱剤などに頼るのではなく、長期的な視野でとらえて免疫バランスを整える食事を心がけるようにし、健康食品や薬を用いる場合には、いきなり免疫系の主役のひとつであるリンパ球を増やすものを使わず、まずは免疫を調整するものから始めて、症状が改善されてきたら徐々に免疫力を上げるものへと移行させていかなければなりません。

「花粉症は一度かかってしまうと治らない」と諦めて、マスクや薬で何とか花粉の季節が過ぎ去るのを待つしかないと思っている人も多いでしょうが、免疫力のバランスを整えることで、症状が改善されていきます。まだアレルギーになっていない人も、今から免疫力を高めておくことで、将来発祥する可能性を下げることが出来ます。