人間には、生まれつき免疫力が備わっています。では、この免疫力とは一体何なのでしょうか?

それは、一言で表すと「体を守る力」です。生活していると、様々な異物が体内に侵入してきます。細菌やウイルスなど空気中の目に見えない物質から、食べ物に含まれる有害な成分までその種類は数え切れません。

また、体内でも異物は発生します。代表的なのはガン細胞です。これらの体内に入った細菌やウイルス、体内で発生したガン細胞などの異物を攻撃し、各種の病気から身を守る働き。自分で自分を守る力のことを、免疫力と呼びます。

免疫力がなければ、私たちの体は異物の攻撃を真っ向から受けることになり、生きていくことすらできないでしょう。しかし、ひとつ間違えると、免疫力は私たちの体自体を攻撃してしまうのです。

免疫力が正しく働くには、バランスがとても重要になってきます。体内の物質を「異物」と認識して攻撃をするのですが、この働きが強すぎると、逆に様々な病気を引き起こしてしまいます。花粉症に代表されるアレルギー。これは、異物に対して免疫力が過剰に反応してしまうために起きる症状です。

正式には自己免疫疾患と呼ばれますが、自分自身の細胞を「異物」と認識して攻撃してしまい、その結果自分自身の細胞が破壊され、慢性的な炎症を引き起こします。牛乳や卵にアレルギーを持つ人は、それらを摂取すると体に湿疹が出たりしますがそれも免疫力が過剰に反応してしまったせいです。

アトピー患者などもこの中に含まれます。つまり、健康に生活していくためには、免疫力のバランスを正常に保つことが必要なのです。健康で長生きしたい。そう願わない人はいないでしょう。そのためには、バランスを保ちつつ免疫力を強化させることが重要です。

免疫力が弱ると、様々な病気にかかりやすくなります。感染症(インフルエンザ、エイズなど)、糖尿病、リンパ性白血病、腎臓病などの原因になります。

また、風邪を引きやすい、疲れやすい、いつも元気がないといった、慢性的に「体が弱い」人も、免疫力が低下している状態にあります。毎日を元気に、いきいきと過ごしていくために、免疫力を高めて健康な生活を送りましょう。