気分が落ち込みがちで、些細なことにイライラしてしまう。仕事が忙しく、休みが取れなくて疲れている。

環境が変化してとまどい、毎日が辛い…このようなストレスは、現代人なら多かれ少なかれ誰でも抱えているものでしょう。しかし、実はストレスと免疫力には大きな関係があるのです。

強いストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。内臓を活発化させる副交感神経の働きが鈍くなり、食欲不振、血行不良を起こします。

そのため、栄養バランスが乱れて、免疫力の主役とも言えるリンパ球が活発に働くことが出来なくなります。さらに、ストレスによって、副腎皮質からストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾール、ステロイドホルモンが分泌されます。コルチゾールはやはりリンパ球の活性を妨げ、結果として免疫力の低下を招いてしまいます。

ストレスによって免疫力が低下し、病気になりやすく、疲れも取れにくい状態が続いてしまうと、それがさらにストレスとなり、どんどん悪循環に陥っていきます。免疫力のバランスを維持するためには、上手にストレスを解消させることが必要なのです。

逆に、ストレスの少ない、楽しい生活を送っているとどうなるのでしょうか?答えは簡単です。免疫力がアップします。笑いは自律神経を刺激し、脳へ働きかけることによって免疫機能を活性化させるホルモンを分泌します。このホルモンはナチュラルキラー細胞、NK細胞に力を与え、外敵に対する攻撃力を上げてくれるのです。

最近の研究では、作り笑顔だけでもNK細胞の働きが活発になることが分かっています。沈んだ表情でいるより、顔だけでも笑っていれば、それだけで免疫力が上がるのです。

落ち込んでいる時に笑顔を作るのは難しいかもしれませんが、笑うことで免疫力が上がり、それによって体の悩みが解消されて、笑顔が本物になることも考えられます。あまりくよくよせず、疲れた時には十分な休息を取り、免疫系に力を蓄える時間を与えてあげて免疫力を上げていきましょう。