テレビや雑誌などでも免疫力アップのための特集が組まれ、その重要性を目にする機会が増えてきました。関心をお持ちの方も多いことでしょう。

それでは、免疫力を上げることで、具体的には体にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?一言で表すなら、「健康になる」ことです。

免疫力とは体内に侵入してきた異物、体内に発生した異物を攻撃するシステムですから、この働きを活発化させることで風邪やインフルエンザ、ノロウイルスやO-157大腸菌による食中毒など、様々な感染症を防ぐことが出来ます。

また、免疫系の主役は血液の中にある白血球やリンパ球です。免疫力を高めることはすなわち、これらの働きを良くすること。つまり、血行を改善することにつながるのです。

血行が良くなることで、肩こりや冷えが解消され、高血圧などの治療にも役立ちます。他にも、免疫力を上げることでかかるリスクを少なくできる病気としては、心臓病、動脈硬化、C型肝炎、脳梗塞、糖尿病、リューマチなどなどたくさんあります。生活習慣病と呼ばれているものも多く、不規則な生活を送らざるを得ない現代人だからこそ、免疫力を上げてこれらの病気を予防する必要があるのです。

さらに、免疫力を上げることで、将来の病気のリスクを減らすことが出来るとともに、既にかかってしまった病気の進行を抑制し、症状を改善することも出来るのです。最近、免疫力とガンの関係が非常に注目を集めています。免疫力を高めることでガンを予防し、発症してしまったガンの進行を遅らせ、時には消滅させることが出来たという事例も報告されています。

免疫系の中のNK細胞は、常に体内に一定数存在し、血液中を巡りながらガンのパトロールを行っています。NK細胞がガン細胞を発見すると、即座に攻撃を開始し、その消滅を図るとともに、進行を食い止めるのです。

不治の病と言われてきたガンですが、免疫力を高めることによって治療効果が高まることが実証されています。もちろん、食事療法など自己流の免疫力アップ方法だけでガンを根治させることは出来ません。

しかし、医師による適切な治療と免疫力アップを組み合わせることで、より効果的な治療を行うことができ、再発のリスクを減らすことが可能です。日本人の4人に1人がガンで亡くなっていると言われるこの時代、免疫力を高めて健康で長生きを目指したいものです。