冬になると、体が冷えて免疫力が下がってしまいます。また、細菌やウイルスは低温で乾燥した環境を好むため、冬に風邪を引きやすくなるのは一種避けられないことだとも言えます。

しかし、免疫力を上げる食事を取ることで、冬を元気に乗り切ることも可能です。冬のおすすめ料理と言えば、やはり「鍋」でしょう。鍋料理はまず、下から加熱して鍋の中から水蒸気が立ち上るので、室内の温度と湿度を上げて乾燥を防ぎ、雑菌の繁殖を抑えてくれます。

鍋料理の具材も、野菜やキノコ、豆腐やこんにゃくなど免疫力を向上させる働きを持つものがとても多いのが特徴的です。冬野菜、特にほうれん草や小松菜などは、その鮮やかな緑色の元となるクロロフィルやビタミンA・C・Eを豊富に含んでおり、細胞の老化を防ぐ坑酸化作用が強いのでぜひ積極的に食べたい食材です。

鍋料理にすると色々な具材を一度に食べることができるので、栄養バランスにも優れており、健康の基本となる「一日30品目」をカバーすることができます。

健康づくりはたくさんの種類の食べ物をバランスよく食べることが基本ですから、その面でも鍋料理は理にかなった調理法と言えるでしょう。肉や魚、野菜、豆腐などを楽しんだ後、うどんを入れたり雑炊にしたりして炭水化物をしっかり食べることもできます。

炭水化物は重要なエネルギー源のひとつですが、食べ過ぎると糖質が脂肪に変わってしまい、太りすぎの原因になってしまいます。その点、鍋料理なら炭水化物を食べる前に十分にお腹が膨れていますから、食べすぎを防いでくれます。

また、鍋料理は冷めることなくどんどん食べるので、体温が上昇します。免疫力は体温が上がると高まりますから、この点でも効果的です。

そして、みんなでわいわいと楽しく食べることができるのも鍋料理の大きな魅力です。楽しいと感じ、笑うことで免疫系のNK細胞が活性化し、ガンを攻撃する力が高まることはよく知られています。

効率的に栄養を補給しながら、楽しく食べることでさらに免疫力アップすることのできる鍋料理は、日本人が冬を健康的に過ごすために必要な要素がぎっしり詰まった理想的な料理です。冬を迎えたら、さっそく鍋を準備して寒さに負けない体を作っていきましょう。