果物にはたくさんのビタミンやミネラルが含まれており、健康のために食生活に取り入れたい食材です。中でも、おすすめなのはりんごです。

とても身近で簡単に手に入り、しかも免疫力をアップさせる効果が期待できます。りんごに含まれる坑酸化成分「りんごポリフェノール」は、免疫細胞を活性化させて細菌やウイルスに対する抵抗力を飛躍的に上昇させてくれます。

また、生のりんごには様々な酵素が含まれていますが、特に注目したいのが「炎症回復」の酵素です。風邪やインフルエンザで鼻や喉の粘膜が炎症を起こしてしまうと、免疫力が低下して病気が治りにくくなってしまいます。

そこでりんごを食べると、炎症で弱った粘膜が元気を取り戻し、回復を促進してくれます。

風邪を引いた時にすりおろしたりんごを食べると良いとされていますが、炎症を回復する効果とともに、りんごの食物繊維が胃の粘膜を保護し、消化を良くして、風邪で弱った食欲を増進させ、栄養の吸収を高めることでさらに回復が早まります。りんごポリフェノールも酵素も、皮の部分に多く含まれています。りんごは皮付きのまま食べるのが良いでしょう。

また、カリウムが非常に多く含まれているので、心臓の働きを向上させ、取りすぎたナトリウムの排出を促進してむくみを取る効果もあります。

同時にペクチンも多く含んでおり、血中コレステロールの増加を抑えてくれるので、高血圧の人は朝食にりんごを取り入れると良いでしょう。食物繊維も豊富なので便秘や下痢など胃腸の不調によく効きます。

一時期「りんごダイエット」が流行しましたが、りんごは栄養価も高く、また胃腸にも優しいので、空腹感の強いときにりんごを食べると適度な満腹感を得ることができ、神経をしずめる作用も働きます。

ただ、りんごだけを食べるのはやはり栄養が偏りますので、一品だけを食べるダイエットは避けるべきです。「一日1個のりんごが医者を遠ざける」ということわざが示すとおり、りんごを食生活の中に取り入れることで免疫力を高め、病気になりにくい体を手にいれることができます。