免疫力を高めるためには、血行を改善することがとても重要です。体内に異物が侵入してきたとき、それを退治する役割をする免疫細胞、白血球やリンパ球は血液中に存在しているため、血行が悪いとその働きが低下し、免疫力が下がってしまうためです。

それを防ぐには、普段から適度な運動を心がけ、固まってしまいがちな筋肉をほぐし、血管を拡張させて新鮮な酸素を含んだ血液が体の隅々にまで行き渡るようにしておくことが必要です。

また、姿勢が悪い人、特に背中が曲がって猫背になっている人は体の中心を通る大きな血管が圧迫されるので、免疫細胞の働きに悪影響を与えてしまいます。そこで、背骨を伸ばして姿勢を良くする簡単なストレッチを行ってみてください。足を肩幅より少し大きめに開き、体を安定させた状態でまっすぐに立ちます。

両手の指を組み、ゆっくりと鼻から息を吸いながら腕を上に持ち上げ大きく伸びをします。この時、背骨が伸びていることを意識してください。十分に体を伸ばしたら、そのまま今度は口から息を吐きながら体を右側に倒します。

お腹の右側が少し突っ張るように感じるところまで倒すのが理想ですが、無理をしすぎると今度は筋肉を傷めてしまうため、気持ちいいと思う程度で十分です。息を吐ききったら、また鼻から息を吸いながらまっすぐな背伸びの姿勢に戻します。

そして、口から息を吐きながら左側に体を倒していきます。この時も、お腹の左側が伸びていることを感じてください。

これら一連の動作を5回ほど繰り返したら、仕上げに腕を解いて体を前に倒し、前屈の姿勢になります。痛みを感じるところまで倒す必要はありません。背骨や腰に負担が掛からない程度で良いので、膝を曲げないようにゆっくりと倒しましょう。

最後にもう一度ゆっくりと体を起こし、深呼吸します。お腹の奥まで時間をかけて息を吸い込み、少しずつ吐き出します。

深い呼吸を行うことで副交感神経を刺激し、リラックス効果をもたらす作用もあります。

このストレッチを続けることで、少しずつ曲がった背骨をまっすぐにし、圧迫されていた血管を広げて免疫細胞が活発に活動できる体内環境を作ることができます。姿勢の悪さを自覚している人はぜひ実行してみてください。