免疫力が高く、病気にかかりにくい人の特徴として、「毎日を楽しんでいる」ことがあげられます。

よく食べ、よく笑い、よく体を動かし、そして打ち込める何かを持っている。この熱中できるもの、趣味を持つことは免疫力を高める上で非常に重要なことです。人間の脳は楽しみや快楽を感じるとドーパミンやβーエンドルフィンというホルモンを分泌します。

これらが副交感神経を刺激して免疫細胞を増やし、病原菌に対する抵抗力を上げる役割を果たします。また、何か楽しみがあるとそれだけで人生に張りが生まれ、それに打ち込むことで日頃のストレスが解消されます。

仕事や人間関係で常にストレスにさらされ、慢性的な疲労や交感神経の緊張状態に置かれている現代人は、趣味を楽しむことでそれらのストレスから開放され、気持ちを切り替えて前向きに生きていくことが出来ます。

「楽しむ」「前向きになる」ことは、自律神経のバランスを整えて免疫系の働きを調節し病気に負けない体を作るのに役立ちます。何より、いつも沈んだ気持ちで惰性で生きているよりは、楽しみを見つけて明るく笑って生活するほうがどれだけ良いか分かりません。

笑うことは、それだけで免疫力を上げてくれるのです。しかし、熱中できることなら何でも良いというわけではありません。パチンコや賭け事など、お金が絡んだり中毒性が高くそれに依存してしまうようなものは「趣味」とは呼べません。

誰にも迷惑を掛けず、ただ純粋な楽しみとして打ち込めるものを見つけることが大切です。最近では様々なカルチャースクールなどが開かれていますから、何か興味の持てるものがあれば積極的に参加してみるのも良いでしょう。おすすめなのは、手芸や絵画など手を使う作業です。

人間の脳の中では、言語を司る領域と手の動きを司る領域が最も大きなスペースを占めています。つまり、手を動かすことで脳が刺激され、血流が増加して動脈硬化や脳梗塞など様々な病気を防ぐことにもなるのです。

手先を動かすことは認知症の予防にもつながるとされており、医学的にも趣味を持つことは有効です。

脳が活性化することで自然と自律神経のバランスが整えられ、免疫力を高めてくれます。また、楽しいと感じているとき、夢や情熱を持っているときには体温が上がり、さらに免疫力を向上させるのに役立ちます。限られた人生を有益に、健康的に生きるためにも、情熱を傾けられる趣味を持ちましょう。