仕事はデスクワーク専門で、ほとんど立ち歩くことが無い。家事以外に体を動かす習慣が無い。こういった運動不足も、免疫力を低下させてしまいます。

免疫系の中でも、血液中を巡回しているリンパ球の一種「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」は、運動をすることで活性化し、運動をやめると活性が低下します。つまり、運動によって免疫細胞を活性化させることが出来るのです。

ただし、このナチュラルキラー細胞は激しい運動、2時間を越えるような長時間の運動の後には著しい活性低下を起こすため、この時期には免疫力が抑制されます。疲れていると風邪を引きやすくなるのと同じ状態になるのです。

それでは運動はしない方が良いのか?と疑問が出てくるでしょうが、ナチュラルキラー細胞の活性は、継続した運動の習慣を持つ人ほど高いことが証明されています。1回だけの無理をした激しい運動は体に負担を与えて免疫力を低下させますが、適度な運動を習慣付けることでより高い免疫力を手に入れることが出来るのです。

さらに、運動不足は肥満などの原因にもなりますし、同じ姿勢のまま体を動かさないでいると、血液の循環が悪くなり、免疫系がうまく働かなくなってしまいます。適度な運動は体力を増進させ、若さと健康を保ってくれます。

体を動かすことで睡眠の質も上がり、結果的に運動によって免疫力もアップすることになるのです。運動不足を感じている人は、自分の免疫力が落ちていると考えたほうが良いかもしれません。

ウォーキングなどの有酸素運動が免疫力を上げるのに効果的があります。また、楽しく運動することも大切です。楽しんだり、快感を感じたりすると、βーエンドルフィンというホルモンが分泌され、これがナチュラルキラー細胞と結びつくことでさらに免疫力が上がります。無理に激しい運動をするのではなく、楽しく、適度な運動を生活に取り入れましょう。